作品概要
-第1章- 終わりの始まり 142分 2008年 日本 原作:漫画
-第2章- 最後の希望 139分 2009年
-最終章- ぼくらの旗 155分 2009年
~第1章~
子供の頃、悪の組織と戦う正義のヒーローを夢見て、仲間達と作った『よげんの書』。
その30年後、大人になった主人公ケンヂの周りで不可解な事件が起こる。
さらに世界で起こる謎の大量死。
これらの出来事は『よげんの書』の通り起こっていて…。
オススメ度【8~9】(満点は10)
※1章だけ音量バランスが酷いので注意
2章と最終章は問題なし
レビュー(見てない人向け)
有名な映画ですが、今更だけど初視聴。
原作は未読(正確には10年以上前に途中まで読んだが、殆ど記憶ない)。
3部作と長いので気軽にオススメし難いが、面白いので観た方が良いです。
1章内だけでも起承転結が有り、退屈せずに視聴可能。
もちろん2章と最終章に続く伏線や謎は残りますが。
長時間の作品(142分と139分と155分)ながら殆ど中弛み無し。
微妙な展開もあるが、退屈せず十分に楽しめます。
登場人物や伏線が多めですが、良い具合に回想が入るので『こいつ誰だっけ?』となりにくい。
さらに回想シーンも長過ぎないので、テンポ良くストーリーが進む。
勿体ない点としては1章だけ、音量バランスの悪いこと。
私のここ数年の記憶では一番酷い作品。
音楽と声の音量差が酷いです。
視聴中は音量操作が必須。
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ネタバレを含む感想
↓ネタバレ注意↓
竹中直人の配役は最高でした。
死亡シーンなのに爆笑。
出演時間が短いのに凄いインパクトです。
高いLVの俳優をこんな使い方するのは意外性もあったし、キャラ的にもGOOD。
トモダチが大衆の前で、生き返る展開だけはイマイチ。
どんな馬鹿な民衆でもアレでは茶番に気づく。
私としては、亡くなったと偽装したままの方がよかった。
「死」により英雄・神格化され、裏から世界を操りやすくなる、みたいな計画で。
カンナ役は、泣く演技だけ微妙でした。
2章からの主役なので少し気になった。
ここが良ければ、もっと感動できた映画だったと思う。