作品概要
1期 ファントムブラッド(第1部~第2部) 全26話 2012年 原作:漫画(荒木飛呂彦)
由緒正しき家に産まれたジョナサン・ジョースター。
貧しい家に産まれたディオ・ブランドー。
ある事により、少年時代から青年時代まで共に過ごす事となった少年2人。
心優しい紳士ジョナサン。その真逆のディオ。
そして、古代メキシコで発見された謎の石仮面。
数奇な運命の物語が始まるっ…!
人間讃歌!強敵との死闘、仲間との絆、熱い物語が開幕ッ!
PV ジョジョの奇妙な冒険 第1部
第1部 オススメ度【8~9】(満点は10)
第2部 オススメ度【10】(満点は10)
レビュー(見てない人向け)
漫画の第1部~第2部をアニメ化したもの。
原作に近づけた作画と表現力が素晴らしかった。
癖の強い台詞回し(ここが熱くもあり、笑える要素)、強敵との死闘、感動シーンなどがあるアニメ。
クセ強めの作品ですが、漫画よりは見やすい。
「原作漫画を途中まで読んでたけど、絵と文字がゴチャゴチャしてて読むのが疲れた…」と中断してしまった人は是非トライして欲しい。
癖の強い絵は変わらないですが、セリフが音声になったので非常に見やすい。
(もちろんJOJO特有の擬音だけは、ちゃんと文字描写がある。)
ちなみに私、原作漫画は10年以上前に読んでます(1~3部まで)。
見始めは気分の問題か、あまり視聴意欲が沸かなかった。
ただし、4話目からは非常に面白くサクサク視聴できた。
序盤が合わない人もスグ視聴中断はせず、4話までは頑張って見て欲しい。
舞台劇のようなオーバーで癖のあるセリフ回しと解説が面白かった。
別作品であれば「説明セリフが多すぎて…」となりそうだが、独特な台詞回しと謎の説得力が面白いです。
ジョジョ特有の表現と、アニメで静止画を使うシーンが見事にマッチしてる。
普通であれば「動き少ないシーン」=「手抜き」と見られる事が多いが、本作では良い方向に活かされてます。
しっかり描かれたパワーある静止画とJOJO擬音により、原作に近い印象深いシーンに仕上がってました。
原作イメージに近い声優チョイスが素晴らしい。
個人的に1~2部では、違和感あるキャラボイスは無かったです。
ED曲「ROUNDABOUT(YES)」の選曲センスも素晴らしかった。
作品の雰囲気にベストマッチしつつ、オシャレな感じがGOOD。
全体的に制作陣の原作愛が感じられるアニメでした。
30年以上前に連載が始まった知名度の高い名作漫画を、アニメ化するのは大変だったと思います。
基本的に名作をアニメ化すると、原作ファンの脳内イメージと違い過ぎる事の方が多いので(古い作品なので余計に)。
そんなハードルが高い中でも、本作のネット上レビューは高評が目立つ。
ボロクソに叩かれてるアニメ化が多い中で、かなり凄い事です。
続編である3部のアニメは現在視聴中。
視聴終了したらレビュー予定。
▼関連リンク
アニメ公式サイト
ネタバレを含む感想
↓ネタバレ注意↓
ドイツ軍人のシュトロハイム。
最高に良いキャラしてました。
昔漫画で読んだときは、大して記憶に残らなかったのですがアニメだと強烈。
笑えました。
「シィィィザァァアアーーーーー!!」
この名前をジョジョが叫ぶシーンは完全に泣きました(第二十話の終盤)。
作画も声優も最高ですね。